タイの食材で「日本らしいごはん」を作れるか?【肉じゃが・つくね・鶏そぼろ丼】

タイフード、好き。

とはいえ、違う系統のごはんが恋しくなるのが、正直なところ。

 
「お味噌汁に顔面突っ込みたい」
 
「麺つゆ浴びたい」
 
「和風出汁のお料理が食べたい」

などなど、日本人だなって思う部分はどうしてもある。

今滞在しているコンドミニアムの近くに日本料理屋はなく、あっても行くほどではない。

むしろ、自分で作りたい!

でも、日本の食材を扱っているスーパーが、行ける範囲になくて。

そこで、タイの食材&調味料で「日本らしいごはん」が作れるかどうか、挑戦してみました。

(コンロがなく火が使えないため、すべてレンジ調理です)

使用するタイの調味料3種

タイのセブンイレブンで気軽に買えるのが、こちらの調味料。

どれも安くてどこにでもあるので、すぐに集めることができます。

鶏がらスープの素みたいな役割してくれるやつ

鶏がらスープの素の代用品として。

これはミニサイズで、セブンイレブンで5バーツで購入しました。

日本の鶏ガラスープの素との違いは、味が濃いところ。

味の素がガッツリ入っているのかな、そんな感じの味。

このシリーズ、豚のイラストが描かれたものもあります。

鶏の方は、鶏の出汁と胡椒的なスパイス系。

豚の方は、ガーリックが割と全面に出る感じ。

料理によって使い分けると良いかと!

気軽に買えるお醤油

タイの食堂・レストランの卓上調味料としてたいてい置いてあるのが、こちらのソイソース。

ナンプラー感は一切なし。

ただ、「お醤油か?」といわれると「う~ん…そうね、お醤油ね」って感じ。笑

なんだろう、しょっぱいんだけど深みがない感じ。

でも目玉焼きにかけると、お醤油らしさは確かに感じるから、これをお醤油の代用品とします!

ちなみにこれもセブンイレブンで売ってます。

10~15バーツくらいかな、とにかく安かった!

お酒の代用品は「Siam Sato」

お酒の代用品として、Siam Sato(サイアムサトー)。

セブンイレブンのビールの並びに、だいたい置いてあります。

36バーツくらいだったかな。

お米から作られたお酒らしく、甘みがあって白ワイン的な感じ。

とはいえ、白ワインとしては楽しめる感じでは正直なくて、ライムとか炭酸とか入れなきゃちょっと飲むにはキツい。

タイの人も、料理酒として使っているそう!

タイ自炊1.肉じゃが

タイの飲食店で、卓上調味料としてたいてい置いてあるソイソースと、タイの鶏ガラスープの素的なやつを使って、肉じゃがに挑戦。

肉じゃがといっても、ほぼ塩肉じゃがです。

もともと塩肉じゃが派だったので、むしろ好みの味に仕上がりました。

私の愛するナガササゲとも相性抜群。

ただ、お醤油のホッコリ味ではなく、どうしても洋風に仕上がってしまう。

お醤油と出汁、もうちょっと日本チックな味がでるものを探さなくては。

「お醤油が迷子の塩肉じゃが」(雑すぎるレシピ)

■材料
A.ジャガイモ(1個)
B.鶏むね肉ミンチ(スプーン山盛り1杯くらい)
C.調味料系
①醤油(大さじ2くらい)
②酒(大さじ2くらい)
③水(ジャガイモが半分ひたるくらい)
④鶏がらスープの素の役割果たしてくれそうなやつ(メーカー・種類により味の濃さがまちまちだと思うので、ほんのり味つく程度の量)
■手順
1.ジャガイモの皮を雑にむいて、一口サイズに切る。
2.シリコンスチーマーに、ジャガイモ・鶏ミンチ、C.を入れて、600Wで5分チン。
3.下から「よいしょー」ってひっくり返すようにかきまぜて、3分チン。
4.ジャガイモに火が通ってるなと思ったら完成!

タイ自炊2.鶏つくね

塩肉じゃがとともに、カフェ風ごはん気取り。

市場で買った1キロの鶏むね肉のミンチ鶏つくねにして冷凍保存してました。

にんにくバチバチのと、生姜ゴリゴリのと、2種類の鶏つくねを仕込んだの!

レンチン解凍しても、ふっくらジューシー。

つなぎナシで鶏むね肉なので、ヘルシーです。

にんにく・生姜のパンチ・しいたけのうま味が効いてるので、調味料なしでもいけそうな勢い。

塩分控えめで、体を労わってあげましょう。

「パンチある素材の味でいただくヘルシー鶏つくね」(雑すぎるレシピ)

■材料
A.鶏むね肉ミンチ(200gくらい)
B.生しいたけ4個
C.にんにく(4~6片)、生姜(親指くらい)
D.酒(あれば大さじ2)、塩(気持ち程度)
■手順
1.生しいたけ・にんにく・生姜を雑にみじん切りする。
2.鶏むね肉ミンチに、生しいたけ・にんにく・生姜とDを入れる。
(にんにくダネと生姜ダネの2種類にすると、味の違いが楽しめて好き)
3.スプーンで混ぜて、小判型に丸めて、シリコンスチーマーに並べる。
4.600Wで4分チンして完成!
※火の通り具合は要チェックしてください、お腹壊したら大変。

タイ自炊3.鶏そぼろ丼

鶏ミンチ、どれだけ使い倒すんや。笑

なんせローカル市場で1キロ買いなので、量が。

冷蔵庫に入れてても、生肉かつミンチってことで心配。

とっとと調理して冷凍保存だ!

ってときに簡単調理&冷凍していろんな料理に使い回せる、便利メニューが鶏そぼろ。

鶏そぼろは、お米にのっけてよし・野菜とチンしてもよし、スープに入れてもよしという、万能選手です。

そして、包丁まな板ナシで、レンチンのみで完成するという楽チンさ。

鶏そぼろ丼にして、日本を感じてみよう。

「チンして混ぜれば出来上がり鶏そぼろ丼」(雑すぎるレシピ)

■材料
A.鶏むね肉ミンチ(200gくらい)
B.醤油(大さじ2)、酒(大さじ2)
C.卵(1個)
D.豆乳か牛乳(あれば大さじ1)
■手順
1.シリコンスチーマーに、鶏むねミンチとBを入れて、スプーンで混ぜる。
2.600Wで3分チン、一度まぜてから2分チンで、鶏そぼろ完成!
3.シリコンスチーマーに、卵を割ってDがあれば入れて、よくまぜる。
4.600Wで1分半チンしてまぜて、1分チンしてまぜて、30秒チンしてまぜて、いい感じにポロポロにして卵完成!
5.お米の上に、鶏そぼろと卵のせて、鶏そぼろ丼完成!

鶏むね肉ミンチの守備範囲の広さがスゴイ

タイの鶏肉って、ほんと美味しいなあって感じるの。

そして、鶏ミンチが、安く・気軽に・大量に買える。

日本で鶏ミンチを探しても、牛・豚・合い挽きがメインで、鶏ミンチはそこまで数置いてない。

あったとしても、量が少ない・国産の高いやつをちょこっとの鶏ミンチばっかり出会ってた。

だから、タイでこんなに気軽に、まさかのキロ単位で鶏ミンチを買えるのが嬉しい!

タイの食材・調味料でも、意外と「日本っぽさ」が出る!

タイの材料を使って、日本っぽい味・お料理を楽しみたい!ということで、鶏むね肉のミンチを使い散らかした、肉じゃが・つくね・鶏そぼろ丼を紹介しました。

雑すぎるレシピ、お楽しみいただけただろうか。笑

鶏ミンチ肉は、煮る・炒める、まぜてこねて焼く、チンするなどなど、いろんな調理法でいろんなメニューに変身するから、タイ自炊生活中の強い味方!

そして、タイでは、キッコーマンのお醤油はわりと見かけるけど、本だし・麺つゆ・味噌を売ってるスーパーは限られてて。

なので、タイのコンビニでも買えるような調味料(1~2種類)で、なんとか日本の優しい味を表現しようと模索しています。

タイのご当地食材・調味料を使って、いろんな味を創作して楽しんでいきます!